02月4日 (水)  スペーサーについて

ホイールをボディと面イチに合わせるのに必要なワイドトレッドスペーサー
街乗りはもちろん、峠やサーキットで攻めても大丈夫なように強度と耐久性を考えて作ってます
スーパーナウでは、今まで2万枚以上製作してきました
過去にはクレームやトラブルもありましたが、その度に対策してテストして改良してきたっす!

本体の材質も色々と作りましたが、A2017材が最適だと思われます。
5000系だと柔らかくてボルトやナットでの損傷が激しくてダメ・・・
7000系だと硬すぎて、本体にクラックが入りやすいです
2017材でも同じ症状が出るんだけど、アルミで作るならコレが一番安定してます。

ボルトはクロモリ鋼を焼入れした強化ボルトを使用してるけど
ナットはS45C材を焼きいれせずに削りだしてます
表現は極端だけど、硬い材質のボルトに柔らかい材質のナットの組み合わせが最適っす

ちなみに、削りだしたボルトはクラックが発生しやすく強度的に危険です。
ボルト屋さんに転造加工で製作してもらってます。
ちなみに最低ロットは1万本です・・・

アルミ材の中でもA2017は高価な材質だけど、なるべく安く仕入れる為に1000枚単位で発注!
常に大量の在庫を抱えてるので、今様が生きてる限り、在庫が切れる事は無いです(笑)
15ミリのワイドトレッドスペーサーを2枚1セットで1万円で売る為には仕方ないんだよ〜(泣)

NC旋盤で平行を0.01ミリ以内に仕上げてから、マシニングセンターにセットして削ります
PCD114.3の精度はマシニングセンターの機械精度なので0.001ミリ以内です
裏表を加工しますが、スペーサー専用の冶具なのでズレは出ません

テーパー部を削るエンドミル(刃物)は専用で1本5万円・・・
しかもドリルのように削らず、円を描きながら0.2ミリづつ削って行きます
1枚づつ、ニコフやバイト君が丁寧に切粉を除去しながらセットするんだよー

単体精度はバッチリなんだけど、様々な車種に対応できるようにハブ径はφ73.1と大きめです
しかし、この大きめなハブ径が高速領域でハンドルブレを起こす原因です
車両のハブ径とスペーサーの径がピッタリ合えばブレは出ないんです。

それを抑える役目をするのがハブリング!
スーパーナウでは別売りですが2枚で3000円・4枚だと5000円です
ほとんどの国産メーカーに対応できるサイズを取り揃えてます

スペーサー本体を各メーカー用に合わせてあげたいんだけど
多品種・小ロットになると、どーしてもコストが上がってしまうのだw
その辺をご理解いただけると有難いです。。。

なので、コストを考えなければ、完璧なスペーサーは製作可能!
例えばFD3Sのハブ径に合わせた内径に仕上げて、レイズホイールのハブ径の合う出っ張りを作る!
これならブレも出ないし、ホイールの装着も簡単です♪

けど、穴数・PCD・厚み・車種・ホイールによって寸法が違うので、とても在庫は持てませんw
なもんでワンオフ製作になってしまい、納期は2週間ほど掛かるし
値段は2枚で3万円ほど掛かってしまいます。。。

それでもイイなら、今様頑張って作りますよ!(笑)

標準品でも色々あるので是非【スペーサー】を覗いて見てください♪
http://www.supernow.co.jp/shop/out_sp.cgi?0+3

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